2012年5月4日。
4日間に亘った西九州巡礼もついに最後の物件であります。
その最後を飾る物件がこれ。
球磨川沿いにポツンと佇む、旧西日本製紙深水発電所でございます。
一見すると瀟洒な洋館みたいですが、名称からもわかる通り、この物件は西日本製紙の私設発電所でした。
1988年に役目を終えた後は廃墟として野ざらしとなっていましたが、4年前に補修の手が入り、今は空き家ながら良好な状態が保たれています。
因みに物件の背後にはJR肥薩線と県道が通っており、以前は県道から物件へ近付く事が出来たようですが、今も近付けるかどうかはわかりません。
実を言うとその点を確かめるべく対岸へ渡ったのですが、肝心の県道が工事のため通行止めでありました(>_<)
近付きたくても近付けない物件。
このもどかしさは曽木電気第二発電所遺構と相通じるものがあります。
とは言え、そのもどかしさゆえ余計萌えるのは間違いありませんが(笑)
緑滴る新緑に紅一点のレンガ物件。
西九州巡礼の最後を飾るのに相応しい、いつまでも眺めていたい光景でありました。
【名称】旧西日本製紙深水発電所
【住所】熊本県八代市坂本町中谷ろ
【建築年代】1921年
【訪問日】2012年5月4日
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